大宇(伊達農園)のポリシー
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栽培方法のポイント・・樹は子供。成長する力を最大限に引き出す


●植物の成長する力を大切にする「昔ながらのみかん」栽培方法です
伊達農園では、「私たちがみかんを作っているわけではなく、みかんの成長を助けてあげている」のだと考えています。病気で悲鳴をあげているときはその声を聞いて、栄養が足りなくて元気がないときはそのつぶやきを聴き、適切な処置を施します。決して、必要以上の薬剤散布をしたり、肥料をやったりはしていません。過保護に育てると、自分で成長する力をなくしてしまうのは、子育てと一緒ですね。伊達農園には約3000本のみかんの樹がありますが、みなそれぞれ個性も表情も違います。同じ肥料をやっても、「まだ足りない」という樹があったり、「もう充分だよ」という樹があったり。1本1本の樹の個性を伸ばしていけるように、私達農家は常に樹と対話をしながら成長を手助けしています。


●機械が入らない急傾斜。手作業の部分を大切にしています
伊達農園のみかん畑は、急勾配にあり、肥料をやるときやみかんの収穫のときなど、慣れていない人などはちょっと足を滑らせると下までコロコロと転がっていってしまいます! 我が家のモノたちでさえ、転げていくときもあるんですよ。そんな急傾斜の土地なので、機械はほとんど入りません。施肥や草引き、薬剤散布も人の手でやっています。思えば、昔のみかん栽培はみんな「人の手」で行っていました。作業の合理化・効率化で機械化が進んでいますが、伊達農園ではみかんができる好立地条件(急傾斜で日当たりがよい)を大切にし、人がみかん畑に入って、1本1本のようすをみながら、大切に育てていきたいと考えています。


●有機質肥料を使っています
当農園では、化学肥料は極力控え、有機質肥料を使うようにしています。湯浅町は醤油発祥の町です。例えば、醤油カスを使ったり、卵ガラなどを使ったりしています。また、土へのミネラル補給のためにカニガラ粉や魚粉なども使用。木の根元に1本1本人の手で撒いています。樹とは正直なもので、やり忘れていた樹は元気がない・・・「私はもらえなかった」とスネてしまうのでしょうかね?


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